立見券、立席券などというのがある。急に行っても、“指定席は売り切れたが、立って見たり、乗車したりするなら良いですよ。その代わり安くしておきます。”と言う券である。多分始まりは、合理的なことが好きな関西人が考え出したものではないかと思う。

私も、急に思い立って行動するせいか、特急白鳥号の立席特急券、宝塚歌劇団の立見券、歌謡曲の立見券など、“しんどいけどまあいいか”等と思いながら利用したことがある。
しかし、この私も先日は驚いた。何と、頂いた“結婚式ご案内状”が“結婚式立見券”だったのである。しかも、行ってみるまで知らなかった。

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結婚式のご案内

このたび  結婚することになりました.

よろしければ お越しください

9月○○日(土)pm.2:45〜

ヒルトン大阪7F アクアゴールドチャペル

<新居>

〒475−○○○○

愛知県半田市○○町1−○○○−101

       中田 賢二 ・ 香織(仮名)

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お世話になっているお嬢さんの結婚式と言うことなので、夫婦揃って少し早めに出かけた。今日は、確か、立席(立食?)とかいう話だった。
行ってみると、先生をしているとかいう花嫁の教え子達50人位が、同じロビーで待っていた。少し経って、
ヒルトン大阪の係りの人が来て一緒に5Fの控え室でお待ち下さいという。

2時40分 : 又、係りの人がきて、3人の代表者名が呼ばれ“7Fの結婚式用チャペルに来て下さい”とのことだった。その後、いらいらしながら待った40分が非常に長く感じられた。

3時20分 : やっと、花嫁衣裳に着飾ったお嬢さんが愛嬌を振り撒きながら、披露宴(控え室隣の会場)に招かれた人達と一緒に7Fから降りてきた。
生徒達が花嫁をわっと取り囲み、5F通路で一緒に写真を撮ったりし始めた。

この時になって始めて、今日の“結婚式ご案内状”が、単なる“結婚式立見券”だったと気が付いた。しかし、後の祭りである。
何か割り切れない気持ちのまま、花嫁・花婿が通路から披露宴会場に消えるまで立ち尽くしていた。“最近の結婚式事情も知らないこの田舎者めが!”などと笑われそうである。

帰る段になって、何故か無性に腹が立ってきた。
“ややこしい案内状は出さないで欲しい”、“控え室でお茶ぐらい出したらどうなの”、“立見席なら、お祝いの品に勝手な要望を言わないで欲しい(デジカメを頂けるなら画素数の大きいのをお願い)”などと、一人でぶつぶつ言いながら帰ることとした。
お腹が空いていたので、梅田界隈で遅い昼食をとったら、少し腹立ちも収まり、こんな“結婚式案内状”の出し方もあるのかと妙に感心した。




知り合いのお嬢さんから頂いた”結婚式の案内状” 実は、”結婚式立見券”
(黄色文字は私が記入した仮の数字と名称)







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