伊豆箱根の旅

5月、T社高林氏、S社土田氏(以下友人名は全て仮名)から相次いで旅のお誘いのメールが入った。業界の総会終了後、車で周る“思いつくまま・気の向くままの気楽な旅”である。私は、平成13年会社卒業以降参加している。

7月に入り、S社土田氏から正式な招待メールが届いた。

「恒例の総会後の珍道中を以下のように実施します。今回は前泊です。

718日(日) 集合  三島駅  10:00頃
        宿泊  土肥温泉 民宿 潮騒 12食付
         特別料理を発注する見込み、あわびの踊り焼き、船盛など
 
719日(月) 宿泊  石和温泉 ホテル 喜仙 12食付
         6:30〜8:30 コンパニオン 2名 発注済
・・720日(火) 朝出発    
 
        11時頃着  東京上野の水月ホテル 鴎外荘 昼食後   
         13:30   業界の総会(会議)
         18:00   親睦会

申し訳ありませんが三島駅は「のぞみ」は止まりませんのでご注意下さい。車は、土田の名車“マークU号”を使用します。因みにナビはついておりません。取り急ぎご連絡します。」

土田氏は、今年は業界の委員長でもある。最終日の業界の総会まで含めて、流石、きめ細かい手配である。
今年の参加は、T社高林氏、M社河島氏(今年3月卒業)、S社土田氏、私の4名である。私以外は、何れも関東地区の電機メーカー勤務である。
私はといえば、6月に罹った胃炎が未だ完治しておらず心配だったが、“飲む・食べるは皆さんと同じには出来ない”ことをお断りして参加することにした。

第1日目(日)/西伊豆の旅。天気は薄曇り。
 5時起きして、新大阪からひかり302号で三島駅到着。
三島駅で、東京から運転してきた土田車に合流する。久し振りの再会である。いよいよ珍道中の始まり。

“2泊3日で行く先定めず”の気ままな旅が始まる。運転手土田氏、ナビゲーター高林氏。
狭く曲がりくねった西伊豆の海岸線を車で飛ばす。所々に海が望めて快適である。
車交叉の度に、広い場所までバック・前進を繰り返す。土田氏、ついに交叉時に“マークU号”をガードレールでこすってしまう。社用車(土田社用)なので、会社費用で修理すると諦める。

途中、土肥金山を見学する。 江戸時代初期から、採掘されている金山である。

土田氏「20名の団体で、4名分“土肥金山の見学券”下さい」。  受付穣、一瞬返事に詰まる。

昼食後、しばらく行くと、“加山雄三ミュージアムと海洋遊覧”の場所を見つける。海が荒れて海洋遊覧は出来ないとの事なので、取敢えず“加山雄三ミュージアム”を見学。
俳優・音楽・絵画・スポーツと子供の頃から多才だった加山雄三の成立ちがパネルに表示してあった。
夕方、定刻通り伊豆の民宿潮騒に到着。人の良さそうな、宿の主人が駐車場へ案内してくれる。
風呂に入る間もなく、若い女将があわびの踊り焼き、船盛などの夕食を運んでくる。

 高林氏・土田氏「お姐さん。さっき駐車場へ案内してくれたのは主人!
         あれは、絶対入り婿でしょう」
 女将「そう見えます!皆さんにそう言われるんですよ。実は同級生なんです」
 土田氏「お姐さんが押し倒して、無理やりモノにしたんでしょう」
 女将「・・・絶句」

話を伝え聞いたのか、それ以降宿の主人が顔を見せることはなかった。
 夕食後、カラオケにでも行こうと言っていたが、土田運転手が疲れはて、今日は中止とした。

第2日目(祝)/箱根の旅。天気は快晴。
 朝食後、箱根方面へ出発。運転手は高林氏に代わる。

再び三島を経由して、富士・箱根方面へ。ハイオク仕様の“マークU号”で地道・高速道を問わず快適に飛ばす。今日の富士山は頂上付近に少し雲がかかってはいるが、晴れ上がって素晴らしい眺めである。

途中、箱根の関所の資料館に寄る。 出女・入り鉄砲を厳しく取締った様子が人形・書籍などで表現されていた。

(箱根の関所跡)


昼食を挟んで、富士の伏流水を2箇所見て回る。特に、忍野八海は富士山の雪が80年の時を経て湧き出る伏流水が有名とのことで、多くの観光客で賑わっていた。

そこで今晩は、コンパニオンに伏流水とビールの銘柄当てをさせようということになる。

河口湖をまわり、ほぼ予定通りに山梨県の石和温泉 ホテル喜仙に到着。

今回は、日曜・祝日の混雑する観光地を長距離走り回ったせいか、寄り道した場所は少なかった。しかし、西伊豆の海岸線と富士を見ながら走った高速道での景色が素晴らしい2日間であった。
風呂に入って、疲れを癒し、先ずビールで乾杯。程なく、コンパニオンも現われる。

予定していたビールの銘柄当てに続いて、土田社長の話で盛り上がる。コンパニオンの1人に、指を7本突き出して曰く。「良い女だから、ウチ(土田社)に来てくれたら、これだけ出すよ」
因みに、土田氏はS社の社員であり、且つ土田社の社長である。

すっかり気前の良くなった土田社長、ねだられて、座敷で2時間の予定が、カラオケに続いて、コンパニオン馴染の焼き鳥屋まで付き合うこととなる。

 焼き鳥で、高林氏曰く「酒と女は2合(号)まで」
 仕切りを隔てた隣の客より合いの手有り「女は我慢するけど、酒は5合まで飲ませろ」

焼き鳥を出て最後のラーメンを食べ終り、コンパニオンと別れた時は、既に午前1時を回っていた。

第3日目(火)/上野の業界総会(会議)へ。天気は快晴。
少々お疲れ気味であったが、朝風呂に入り、朝食後出発。運転手は土田氏。

高速道を飛ばして、一路 上野を目指す。首都高速の渋滞に巻き込まれ、予定より1時間遅れて、総会会場の東京上野の水月ホテル鴎外荘に到着。

昼食後、会議場で1時半から総会。委員長は土田氏。業界の皆さんと久し振りに再会、業界の動向を伺う。会議終了後、明治風の冷房の無い鴎外荘で、団扇片手に酒を飲み交わす。なかなか乙なものである。東京での総会は、例年に無く参加者が多いとか。当日は、鴎外荘に宿泊。


明治の風情を残す鴎外荘

”2泊3日の思いつくまま・気の向くままの気楽な旅(H16. 7/1821)”も、また来年を期して無事終了した。




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