1日乗車券

最近、各交通機関では、ハイキングや見学などの近距離旅行者のために、1日限定利用の格安乗車券を販売している。JRの“青春18キップ”、都市交通の“地下鉄・バス乗り放題”などの1日乗車券が良く知られている。

2年前、青春18キップを利用して関が原の古戦場跡見学ハイキングに出かけた経験がある。

9月、運動不足気味な日々を過ごしていると、OB会の近沢さん(仮称)から電話が入った。
「佐藤さん。今度の比叡山、どっちにします。」比叡山ハイキングを、見学コース(数km)と登山コース(700m×15km)のどちらにするかというのである。
「見学コースにします。」比叡山ハイキングを申込んだ覚えはなかったが、折角のお誘いなので行くことにした。
「今回は、“比叡山1dayチケット”を買ってきて下さい。通常コースの半額(1970円)で行けますから。」


・・・比叡山1dayチケット/路線内の何処の駅から乗車しても同一料金である

京阪電車の1日乗車券を活用して、比叡山の東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)の3エリアを、ハイキングしながら見て回ろうというものだった。
私も比叡山にはマイカーで何度か行っているが、いつも東塔エリアの根本中堂と国宝殿を見るだけで終わっている。この機会に、徒歩でじっくり見たいものである。


京阪電車の乗車駅から、比叡山内周回シャトルバスまでの往復・乗り換えコースが、「比叡山1dayチケット」の限定地域である。


・・・(比叡山のパンフレット/比叡山の直ぐ下に琵琶湖がある)

当日は、台風19号の影響もあってか、朝方から小雨がぱらついていた。

しかし、指定の京阪電車 枚方(ひらかた)駅に行ってみると、小雨模様にも拘らず30人近く集まっている。 運動不足解消のためには、小雨ぐらい気にしない人が多いらしい。

8時、枚方駅を出発、終点の出町柳駅へ。更に叡山電車に乗り換え、八瀬比叡山口駅へ。ケーブル・ロープウェイを乗り継いで、比叡山頂駅へ。
比叡山頂駅は、晴れていれば琵琶湖が綺麗に見えるはずである。残念ながら霧に霞んではっきり見えなかった。

10時、比叡山内周回シャトルバスで、比叡山根本中堂へ到着。

最初の見学地、根本中堂は比叡山延暦寺の総本堂であり、国宝となっている。特に、本尊薬師如来像の前で、開創以来1,200年間消すことなく灯り続けている「不滅の法灯」が有名である。
一同、中に入って、法話を伺う。丁度、比叡山幼稚園の生徒達が来ていた。神妙な面持ちで、お坊さんのお話を聞いている。法話も終り、外に出てみると見習い観光ガイドさんが、ガイドの研修中だった。

他に、文殊楼、大講堂、阿弥陀堂など、東塔エリアの建物を見て回る。


・・・根本中堂/見習い観光ガイドさん達が、比叡山ガイドの研修中だった

11時30分、少し早かったが、延暦寺会館地下のそば処で昼食をとる。外は大雨になる。暫くすると、お坊さん達も同じそば処へ昼食にやって来た。

昼食後、雨が小降りになるのを待って、シャトルバスで、横川エリアへ。
横川中堂、根本如法塔、元三大師堂(四季講堂)など横川エリアの建物を見て回る。元三大師堂の石庭の箒目が綺麗だった。

次に、釈迦堂、にない堂、椿堂など西塔エリアへ。
西塔エリアの建物を見た後、東塔の延暦寺バスセンターまで歩く。汗だくとなる。特に、最後の登りがきつかった。



・・・(にない堂/重要文化財の常行堂と法華堂という同じ建物が二つ並んでいる)

再び、シャトルバスで比叡山頂駅へ。朝と同じコースを乗り継いで、帰路へ。午後6時半頃、帰宅。

今回の比叡山ハイキングは、生憎の小雨模様の天気であったが、運動不足も解消し、久し振りに心地良い疲れが残った。 「比叡山1dayチケット」で、何か得をした気分になった。



・       ・・トップページへ       INDEXページへ