防犯パトロール


12月の最初の日曜日、午後1番に副区長の荒田さん(仮名)から電話があった。

「佐藤さん、年末で忙しい中お願いがあります。12月の防犯パトロールに協力頂けませんか」

最近、地区でも泥棒被害に遇ったり、不審な訪問者が増えてきており、午前中の自治会で“この12月から、午前と午後の2回、2名1組で地区の防犯パトロールを実施する”と急遽決まったのだと言う。
年末に近づく程、用事も増え忙しくなるだけに、早いうちにと思い、早速、翌日参加することにした。

翌日、定刻10時に自治会館に行って見ると、防犯パトロール実施隊長の新木区長(仮名)と事務局長の荒田副区長が待っており、初回と言うこともあって特別に3名で廻ることになった。壁には、既に年末までの防犯パトロール参加者名簿も貼りだされていた。

自治会恒例の“年末・火の用心の巡回”に参加したことはあるが、真昼間に地区の住宅地を隈なくパトロールして廻ったのは、30数年前この地区に移り住んてから始めての体験である。

数日後、回覧板が廻ってきて、今回の防犯パトロールの主旨と被害の事例が書いてあった。事例の多くは、私もここ数年の間に経験しており、他人事ではないと思った。

* 事例1.帰宅してみると、泥棒が家から出てくるのに遭遇した。
私の場合は、用事で数分間家を明け、車で帰ると、訪問販売者風の男が玄関扉に手をかけて開けようとしていた。急いで車庫から出てみると、既に姿をくらましていた。

事例2.家庭の下水道の会所点検と称して、高額の下水パイプ掃除を押し付けられた。
私の場合は、既に1ヶ月程前に台所用排水パイプ詰まりで出入りの業者に修理してもらっており、点検不要と断わった。

* 事例3.屋根瓦が壊れて雨漏りの危険があるといって、無理やり修理しようとした。
私の場合は、屋根瓦継ぎ目のモルタルが取れた所を指摘されたが、日曜大工店で材料を買って自分で修理するから良いと断わった。

* 事例4.テレビアンテナを安く取り外してやると持ちかけられた。
私の場合は、CATVを導入する前だったので、まだテレビアンテナを使っていると言って断わった。

1時間近く地区の住宅地をパトロールして、防犯の観点から見直してみた。
泥棒被害を経験した住宅などを見ても、他の家に比べて、特別に家の構造上問題があるようには見えなかった。

一流の(?)泥棒にかかると、どんな家でも簡単に入れると言われている。完全な防犯構造にするのは困難であるが、玄関や家の周囲が道路から見通せるようにするとか、見知らぬ人が歩いていたら声をかけてみるなど、各家と地区ぐるみの防犯対策を進めて、泥棒や不審者が近づき難い環境作りを行うのが必要に思われた。

かつては、鍵を閉めなくても大丈夫なほど安全だったこの地域も、二重鍵でも安心できないなど、物騒な世の中になってきたものである。



( 家の防犯対策は大丈夫ですか!)



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