最近 新聞やテレビなどで、風邪薬に関して新しい報道がなされている。 曰く、「抗生物質は、風邪(ウイルス)には全く効かない。時には無益有害である」 確か つい最近までは、抗生物質はインフルエンザには効かないが、普通の風邪には効き目があると言われていた筈である。 実験によると、“培養した風邪ウイルスに抗生物質を加えても全く変化が無い”。 無益有害とは何ごとか? =“時には、耐性球菌を生み出す”とのことである。 そう言えば、思い当たるふしがある。 ・30数年前、風邪で初めて抗生物質を調合して貰った時は、非常に良く効いた。こんな良い薬がこの世に在るのかと思った。しかし、その後、だんだん強い薬でないと効き目がなくなってきた。多分、耐性肺炎球菌のなせる仕業であろうと思われる。 勿論、風邪さえひかなければ全く問題は無い。 ・十数年来、何とか1回は、一冬風邪をひかずに過ごしてみたいものだと努力してみた。 しかし、どれも無駄な努力だった。未だかつて、風邪をひかなかった年は無かった。 友人の中には、殆ど風邪をひいたことが無い人もいる。 玉子酒を飲んで一晩寝れば治る等と豪語している人もいる。全く羨ましい限りである。 実は、今年も暮から正月にかけて風邪をひいた。 正月の長い休診期間中ではあったが、毎年のことなので、事前に医者から貰っていた“抗生物質を含む風邪薬”を飲みながら1週間寝込んだ。 咳や高熱も2週間くらいで何とか治まったが、風邪が中々完治しないのは例年の通りである。 医者は、口の中を見て、薬を調合しようともせずに一言、 「佐藤さん、風邪は治っています。 出来るだけ、夜中でも水分を採るようにして下さい。 |
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