歯  医  者

最近、歯医者を変えた。

現在、私の歯は、半分は被せた歯や接着した歯ではあるが、上14本、下12本残っている。歯があまり強くないためか、20代以降、毎年歯医者の世話になってきた。虫歯だの、歯が欠けただの、歯が緩くなっただのと、順番に悪くなってきたためである。

そもそも、医者に行くのも、変えるのも煩わしいと思っている私は、歯医者もあまり変えていない。独身時代は会社の近く(守口市)、結婚してからは家の近く(交野市)の河口歯科医院(仮名)でずっと見てもらってきた。

1年前、家内の知り合いの息子さんが、近くに歯医者を開業した。いけたに歯科クリック(仮名)である。家内は、しきりに勧めるのだが、30年間お世話になった歯医者を変える気にはならなかった。

しかし、最近おかしいのである。結構繁盛していた河口歯科が、急に閑散としてきた。心なしか、技術も落ちてきたような気がする。歯の治療(被せ・接着)も、一発で決まらないのである。思えば、河口歯医者は私と同年代であり、手先の器用さも視力とともに衰えてきた様に思えた。

1ヶ月前、前上歯が痛み出したのを機に、試しにいけたに歯科に行ってみて驚いた。

老若男女で結構混んでいる。待合室も明るく、また、幼児の遊びコーナー等があったりで待合室特有の圧迫感が無い。

私の番になって、治療してもらうと、歯科治療機械がハイテク化されている。さっきレントゲン室で撮ってもらった全ての歯の映像が、直ぐに治療台横の液晶画面に映し出されている。拡大図など、画像の処理も簡単であり、原因の特定も早かった。

私の歯は、縦に真っ二つに割れたのだという。従来なら、抜いてしまうのだが、試しに二つとも生かしてブリッジしてみましょうということになった。割れた小さい歯に穴を明けてつなぐのは難しい技術らしいが、新しい機械(レーザー)と歯科医と技工士(女性)の腕で何とか上手くいった。被せた歯も一発でぴったりであった。治療中や治療後の痛みも、殆ど無かった。

考えてみれば、このITの時代、歯科治療機械がハイテク化されているのは、当然といえば当然である。治療も、患者を横に寝かせて行うように変ってきている。斜めにして治療するより、治療し易いらしい。

長年蓄積されてきた熟練の技術も、やはりハイテク化された機械には到底及ばないものだと知らされた。

慣れ親しんできた同世代の河口歯医者であり、寂しさはあったが、これからは、若い池谷歯医者に任せようと決めた。
いけたに歯科クリックの繁盛振りを見ていると、他の患者達も同じかも知れないと思えた。




いけたに歯科クリックの歯科治療機械)



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