定年退職の挨拶状


最近、久し振りに会社時代の知人から定年退職の挨拶状を頂いた。

私は、在職中、事業場と関係が深い本社部門にいたので、毎月の様に定年退職の挨拶状を頂いたものであるが、退職してからは、年1〜2回であり、最近では殆ど頂くことも無くなっていた。

内容としては、「さて、私儀・・・」で始まり、「入社後の所属事業場と職種、在職中の業績」が続き、「お礼のご挨拶」で締め括っていた。 事業場名・職種・業績の違いはあるが、定形の定年退職挨拶状の様式に沿ったものであった。

実は、私は定年退職の挨拶状を出していない。・・・と言っても不義理をした訳ではなく、代わりに定年退職の挨拶メールを出したのである。

理由は、次のとおりである。

1.退職間際まで仕事に忙殺されており、更に退職の手続に追われる毎日であったため、挨拶状の準備や宛名書きの時間や余裕が無かった。

2.社内外での情報通信が進み、仕事上でお付き合いのある方々は、殆ど全てメールアドレスを持つようになっていた。

3.退職間際の忙しい最中に、時には一月に数枚も頂く定形の定年退職挨拶状を見ても、名前以外は読む気もしなくなっていた。

定年退職の挨拶メールを出すに当たっては、次のことに気をつけた。

1.“仕事上で、お世話になった内容やエピソード”を短く書いた上で、今までのお付き合いに対するお礼を述べた。

2.関心が無いと思われる“入社後の所属事業場と職種、在職中の業績”など、儀礼的な内容は省略した。

定年退職の挨拶状は、当時、会社の定年退職マニュアルにも記載されており、必須のようにも思えたが、特にお世話になった人や関係先には出向いてご挨拶すれば、失礼は無いと考えた。
(私の場合、近畿圏及び東京都下の関係者)

定年退職の挨拶メールのお蔭で、次のような利点があった。

1.多くの方々から、返信メールで“励ましの言葉”などを頂いた。

2.所属する社内外の関係委員会や関係団体の皆様には、まとめてメールできたので、非常に多くの方々に、退職のご挨拶ができた。

しかし、時間に余裕のできた今になって、知人からの定年退職挨拶状を読んでみると、お決まりの内容とは言え、知人の会社生活の一端を覗くことができて良いものである。

振り返って、私の場合を考えると、メールアドレスの分らない人には、定年退職の挨拶メールを出さなかったが、少し、強引だったかな(定年退職挨拶状を出せばよかった)と反省している。




(最近、知人に頂いた定年退職の挨拶状)



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