絵 画 展

最近は、市の同好会や会社を退職した人などを中心にして、絵画を趣味にする人達が増えてきている。

私も、そんな人達の絵画展を見たり、取材したりする機会が、かなり多くなってきた。
市の文化祭、同好会の展覧会、会社OBの展示会などである。

展示されている絵は、どれも力作揃いであり、素人とは思えぬ出来映えである。

しかし、偶には、本物の絵画を見る必要があると思われる。 私自身、本格的な絵をみることは本当に少なく、精々 年12回程度の鑑賞である。

6月初め、思い立って、京都国立近代美術館で開催されている「パリを魅了した異邦人 生誕120年 藤田嗣治展」を見に行ってきた。

藤田嗣治(ふじたつぐはる、1886-1968)は、東京美術学校を卒業後、フランスに渡り、パリで活躍した日本の代表的な画家(後にフランスに帰化)である。

今回の展覧会は、パリ時代から晩年にいたるまでの代表作 100点(日本初公開 20点)が、フランスやベルギーを加えた国内外の美術館から集められており、年代別に展示されていた。

T章  エコール・ド・パリ時代

T−1 パリとの出会い、T−2 裸婦の世界

U章  中南米そして日本

U−1 色彩の開花、U−2 日本回帰、U−3 戦時下で

V章  ふたたびパリへ

V−1 夢と日常、V−2 神への祈り


 
 ( 代表作 : アトリエの自画像/タスピリーの裸婦/猫 − パンフレットより )


京都・岡崎公園にある京都国立近代美術館には、ウイークデーにも拘わらず、多数の見学者が来ていたが、会場が広いため、比較的ゆっくりと見ることができた。

私として、最も印象に残ったのは、当時のパリの画壇で評価が高かったと云われる「乳白色の肌で表現された裸婦の絵」であった。 油絵であるにも拘わらず、日本画の様な繊細な筆遣いと色遣いが何とも言えない優美な美しさを醸し出していた。

 藤田嗣治の絵のみならず、絵画の素晴らしさは、写真や画集などではなく、やはり、本物を見ないと分からないといえる。
 藤田嗣治展は、東京では既に終了しているが( 2006年3月28日(火)〜5月21日(日))、京都では7月末まで2ヶ月間開催されるので( 2006年5月30日(火)〜7月23日(日))、若し時間がゆるせば、是非見ておかれることをお勧めしたい。


  
   ( 藤田嗣治展が開催されている国立京都近代美術館 )



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