荒れない成人式

1月8日、わが街の成人式が行われ、取材に行ってきた。

今年の報道では、財政破綻都市・北海道夕張市の手作り成人式が話題になっていたが、ここ数年の話題は、専ら荒れる成人式が報道の中心であった。

わが街でも4年前の成人式では、市長挨拶の時に一部の新成人が舞台に駆け上がったりしたらしい。  驚いた主催者側は、それ以来、只々混乱無く成人式が終了するのを願って 対策を立てた。

1.     記念式典は、必要最小限の内容に絞り、最短の時間で終わる。

2.     舞台と新成人との間に、2重・3重のバリア(主催者側スタッフが横一列に並ぶ、来賓席用のテーブルを置く、仕切りの紐を張る)を作り、新成人が舞台に駆け上がれないようにする。

3.     最初から、会場に大きいテーブルを何台も並べて、新成人をテーブルの周囲に立たせ、会場を狭くして新成人が動き回り難くする。


       
               (新成人席の前のスタッフ・テーブル・仕切り)


今年の記念式典は 予定の10時半を少し回って始まったが、“市長あいさつ”を含めて 話は全て短く、10分そこそこで “あっと言う間に” 終わってしまった。

すかさず、司会が叫んだ。

「成人式の記念式典は、これで終了しました!!


       
            (成人式のパンフレット)                  (新成人代表の誓いのことば)


主催者側 関係者の間に、一瞬 “ほっとした空気” が流れ、市長を除いて、国会議員・市会議員をはじめ来賓の人達は、用意された来賓用のテーブルに着くことも無く、“さ〜と”引き揚げた。
  多分これらの人達は、4年前の荒れた成人式を経験して、今回も出来るだけ早く済ましたかったのだろうと推測された。

少し間をおいて、地元のグループ歌手“smile”のライブが始まり、1時間ほど歌とギター演奏が行われた。  新成人たちは、その間 準備されたサンドイッチやジュース等を飲食しながらくつろいでいた。

ライブ演奏終了後、成人式の番外として、市長を入れての記念写真の撮影などがあり、成人式は全て終了した。


       
                        (市長と共に記念写真)


振り返って今年の成人式を考えてみると、有名人や芸能人を呼んで講演などがあった従来の成人式に比べると、少し物足りなさが感じられた。

しかし、慣れない晴れ着姿や和服姿に着飾って興奮状態の新成人たちは、主催者側の緊張感など少しも気にする様子もなく、式典の最中でも 同窓会気分で大声で話し合ったり、携帯で写真を撮りあったりしながら、全く屈託が無かった。



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