隠れワープロファン


家庭用ワープロが、爆発的に売れたのが10数年前のことである。

今やすっかりパソコンに置き換わってしまい、情報家電メーカーがワープロの生産を全て中止してからでも、既に数年が経過している。

しかし、会社や役所でパソコンを習わなかった世代を中心にして、ワープロのファンが結構いるらしい。 電気店に聞くと、ワープロの印字用リボンカセットは、今でも売れているとのことである。

先日、関西在住の高校同窓会の支部役員会が、尼崎市の戸田(仮名)事務局長宅であった。

郷土(山形県鶴岡市)の手料理・ドンガラ汁(寒鱈のガラの煮物)や地酒等を食しながら、大先輩 藤沢周平の話題などで大いに盛り上がった。

話題が、同窓会のホームページや、メール連絡などパソコンの話題に移った時のこと、伊藤(仮名)副会長が突如 発言した。

「僕は、今でもワープロを使ってるんですわ。 1台目が壊れたんで、2台目は使わなくなった友達のワープロを貰って使っています。 本当に重宝してますわ。」

直にも会長になる人なので、 I T (新しい情報技術)には是非とも強くなって欲しいと思い、参加した役員たちは口々にパソコンへの買い替えを勧めたが、頑として耳を貸そうとはしなかった。

伊藤副会長は、少し前に 兵庫県の県立高校を校長職で退職して、今は私立高校で教えているとのことである。 しかし、母校では確か私より一学年下であり、校長現役のときはパソコン世代のはずである。

郷土の中学校を校長職で退職してから、私が幾ら勧めてもワープロからパソコンに乗り換えようとしない田舎の兄の事も思い出して、思わず言った。

「学校の先生とは、本当に頑固な人種やなあ

   (H19.2.4)


             
               (今だに潜在的なファンが多いワープロ)




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