ミニコミ誌の取材


地区(連合自治会)の文化祭の前日、文化祭事務局長の瀬島さん(仮名)から云われた。

「佐藤さん、“マイライフ”用に、文化祭の写真を数枚用意してくれませんか」

マイライフは、わが街及び隣接する市に15万部配布される地域のミニコミ誌(読売新聞系・タブロイド版8ページ紙面)である。

       
           (マイライフ誌)


去年は、瀬島さんがマイライフの記者に写真数枚を添えて、文化祭の内容を説明した結果、小さなコラム欄に地区の文化祭を紹介してくれたらしい。
事務局長としては、できれば今年も同じように取り上げて欲しいと思ったのである。

 文化祭写真係の私は、三日間の文化祭が終了した翌日、文化祭の写真10枚(L版)を選んで瀬島さんに届けた。 地区の文化祭といっても、イベントの数が多くて、10枚選ぶのは結構大変だった。

(文化祭のイベント−H19.9.15〜17)

1日目:自治会対抗玉入れ大会、ガンバ大阪指導ジュニアサッカー教室

2日目:朝市・バザーなど、コンサート(合唱、フラメンコなど4種目)

3日目:餅つき大会、親子孫三世代交流イベント(マジックショーなど5種目)

3日間通して、作品展


 丁度事務局長に写真を届けた翌朝のことである。
初対面のマイライフ副編集長今林さん(女性・仮名)から、私宛て直接電話があった。 今回は、スポーツ欄で特集したいため、特にサッカー教室の写真が欲しいのだという。

当日午後、瀬島事務局長と一緒に自治会館で会うこととした。

どうも、事前に手渡された資料をみて、“1自治会の子供たちが、トッププロチーム・ガンバ大阪の指導を受ける”ことに興味を惹かれたらしい。

 3時過ぎ、今林副編集長は、一人で訪ねてきた。

瀬島事務局長は、今回も準備していた10枚の写真を使って、文化祭の全体像を詳しく説明しようとしたが、今林副編集長は、軽く聞き流し、直ぐに本題のサッカー教室の取材に入ってきた。

サッカー教室の記事は、スポーツ記事(よみスポ)の紙面1ページの1/3〜1/4位になるらしい。タブロイド版とは云え、かなり詳しい内容が必要になりそうである。

      
     (マイライフ誌ーよみスポ面)


案の定、“どうしてガンバの指導をうけることが出来たのか”、“ガンバのコーチの話しの内容”、“ガンバの指導手順”、“指導後の子供たちの感想”など矢継ぎ早に細かい内容の質問をしてきた。 

去年と同様にコラム欄のための簡単な取材であると思っていた事務局長は、サッカー教室の詳しいデータや資料を事前に準備していなかった。
お陰で、質問を受けるたびに、何度も何度も、携帯で関係者に問い合わせては取材に対応した。

最後に、私が持参した130枚のサッカー教室の写真をパソコン画面で細かく説明して、2時間に及んだ取材を終えた。 130枚の写真は、電子データでそのままマイライフに提供した。

    
       (サッカー教室ー5・6年生)             (サッカー教室ー幼稚園児)


取材を受けた感想としては、副編集長には言わなかったが、マイライフがミニコミ誌で人員が限られている(8人)とはいえ、今回のサッカー教室の様にメインの記事(よみスポ)の取材は、安易に他人の写真と話しに頼らず、マイライフ自身が“写真撮影と直接取材”をする必要があるのではないかと思った。

しかし、考えてみれば、ミニコミ誌の現状は、これが普通なのかも知れない。

今林副編集長がお世辞で、「佐藤さん、うちの仕事を手伝ってみませんか」と言ってくれたが、 メインの仕事でさえ自前の取材ができない状況では “取材に時間をかけては絶対駄目” と言われそうで、“ミニコミ誌の仕事だけは御免蒙りたい”と思った。
 (H19.9.19)



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