この1月、3年振りに自動車の運転免許証の更新を行った。 この3年間は無事故・無違反であり、次の免許証は有効期限5年(ゴールド免許証)になる予定である。 7年程前、知人を近くの京阪電車・私市(きさいち)駅まで車で送っていった時のことである。 家に帰る途中、バックミラーを見ると、ミニバイクに乗った初老の警官が追いかけてきているような気配が感じられた。 「何の違反ですか?」 「国道に出る一つ前の道で、一時停止違反!」 「止まって左右を確認しましたよ」 「停止の時間が足りない!」 「取締りは気が付かなかった〜。 何であんな所でやってるんですか。」 「・・・・・・・」 本当は、 “単なる交通取締りの実績作りのために、あんな狭い側道で、しかも家の陰に隠れて、こそこそと取締りをやるな!” と云いたかった。 それでも腹の虫が治まらなかったので、友達に云うと、ケラケラと笑って、 「佐藤さん、知らなかったのですか〜。 あそこは、みんなが捕まっている有名な場所ですよ。」 などと云って、ちっとも同情してくれなかった。 管轄の枚方(ひらかた)警察署は、側道での一時停止違反を取り締まるのが好きらしく、その後注意しながら車を走らせていると、交野(かたの)市の福祉センター近くの狭い道など他の道でも一時停止違反の取締りを行っている。 今回の免許証更新にあたり、改めて私が一時停止違反した側道の交差点を見てみたが、10台通っても、一時停止してしっかりと左右確認する車は見当たらなかった。 多分、どの車も一時停止マークより先に、50m先の国道との交差点の信号機の方に注意がいっているのではないかと思われた。 私はといえば、一時停止違反で捕まって以来、枚方警察署管内では“一時停止マークは取締りマーク”と認識し、一次停止マークではしっかりと止まることにしている。 |