外国人の道案内



2月、大阪城公園の梅林撮影の帰り道、梅の花のバックに写ったビルの名前を調べようと思い、大阪水上バス「アクアライナー」の船着き場付近に設置された案内板に立ち寄った。

そこへ、インド・パキスタン系と思われる二十歳前後の青年が案内板に近づいてきて、案内板で対岸のビル街の地図を調べ始めた。

しばらくすると、英語のガイドブックを示しながら、英語で話しかけてきた。

突然話しかけられたため、良く聞き取れなかったが、どうやらUmeda Sky Bldg(梅田スカイビル)に行きたいらしかった。

梅田スカイビルといえば、大阪駅北側の新梅田シティ内に在り、タワーイースト(東棟)とタワーウエスト(西棟)が丸い穴のあいた屋外円形展望台(空中庭園)で連結された特徴的なビルである。


             
                 (梅田スカイビル)


大阪城公園から梅田スカイビルに行くには、JRの大阪城公園駅から大阪駅まで行く必要がある。

英会話で詳しく説明する自信の無い私としては、ガイドブックの地図で示しながら教えてやろうと思い、青年のガイドブックを借りて、Umeda Sky Bldgの記事やビルの所在地の地図を調べてみた。

しかし、分厚くて内容も詳しいガイドブックにしては、ビルの所在地の内容も地図も全く見当たらないのである。

それでも何か手がかりが無いかと、しばらくガイドブックをめくって調べていると、青年が不可解な行動をとった。

いきなりズボンの右ポケットに手を突っ込むと、千円札10枚位をポケットから取り出して、腰の辺りでチラチラと振りながら私に見せたのである。


         
             (青年が取り出した千円札)


青年が何をしようとしているのかは理解できなかったが、とりあえず ”ガイドブックの地図“を頼りに説明するのを諦めて言った。

You must go to OSAKA STATION!」    (大阪駅まで行く必要がありますよ)

青年は 「Oh OSAKA STATION!」と云うなり、ガイドブックの交通図を開いてOSAKA Sta.(大阪駅)の場所を指差し、にっこりとした。

どうやら、私の拙い英会話でも理解できたらしい。

もう少し英会話が達者であれば、“梅田スカイビルへの行き方”や” 梅田スカイビルの概要“を詳しく説明できたのにと思いながらも、そこで別れた。

別れた後、「それにしても、あの “千円札チラチラ” は、何だったんだろう」 と気になった。

 チップにしては多すぎるし、ガイド料でも出すつもりだったのかな と考えさせられる行動であった。

  (H20.2.25)



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