8月初め、いつものように前日からのメールを見ようとパソコンの電源スイッチを押した。 しかし、何度押しても電源が入らないのである。 慌てて、パソコントラブルの解説書を取り出した。 解説書に書いてある電源トラブル時の電荷放電対策では全く元に戻らなかった。 ![]() (電源スイッチのトラブルを起こしたパソコン − NEC VALUESTER) あきらめて、メーカー(NEC)の24時間受付サ−ビスセンターに電話した。 相談が殺到しているらしく中々繋がらなかったが、やっと繋がって担当者に故障の内容を告げると、最初から答えを準備していたかのように、あっさりと言った。 「近くに落雷はありませんでしたか!」 実は、あったのである。 前日(8/6)、大阪市内に出かけた帰りに、JR沿線(学研都市線)の近くの駅に落雷し、電車の中で2時間近く缶詰になったのを思い出した。 担当者も、電話で雷の電荷放電対策の対応を指導してくれたが、結局元に戻らずサービスセンターに修理を出すこととなった。
今回の故障の内容は、落雷(誘導雷)により、電源ユニットとメインボードを破損したものだった。 予期せぬ落雷の被害であったが、幸いにもハードデスクまでは被害が及んでおらず、蓄積されたデータは失わずにすんだ。 パソコンは、2週間後修理を終えて無事返ってきたが、高額な修理代金の支払いと長期間インターネットとメールが出来ない不便さがコンセントに繋ぎっ放しの代償としてついた。 サービスセンターからは、修理の報告書と一緒に落雷の注意書きが送られてきた。 私としては、修理後に注意書きを送る前に製品に注意書きを付属して欲しいし、何よりもパソコンの電源スイッチを切っているのに何故雷の被害に遭わなければならないのか、メーカーは雷対策ぐらいをしていないのかという憤怒が残った。 ![]() (サービスセンターよりFAXで送られてきた落雷注意書) 因みに、同じ電源に繋がっている周辺機器のプリンター、オーディオ機器、TV等は全く問題なかったのである。 結局、今後の対策として、パソコンをスイッチ付コンセントに繋ぎ、毎日電源から切断することにした。 |