官房長官の帰阪



「佐藤さん、今度の平野さんと地元有志との懇談会の写真、撮ってくれませんか」

10月初め、友人の山木さん(仮名)から電話があった。

地元出身・衆議院議員の平野さんが、大阪地区の会合に出席される機会に、是非 お世話になった地元妙見坂(交野市)の皆さんへ “お礼のご挨拶と懇談” をしたい旨 ご本人より連絡があったとのことである。

私も、懇談会には参加する予定だったので気軽にOKした。


 「平野さんが車から降りる所から撮って欲しいので、会場には早く来てください」

今度の政権交代で官房長官に就任したとは言え、“ご近所の平野さんとの懇談会の写真” を撮るだけなのに、何を大袈裟な事を言うのかと思いつつ、少し早めに行って驚いた。

会場の妙見坂自治会館の前には、既に10数名の報道陣が詰めかけており、後からタクシーで乗りつける報道陣が続いていた。

 懇談会世話人の妙見坂区長も、予期せぬ報道陣の多さに驚きながら、次々と詰め掛ける記者たちの所属と氏名の確認に追われていた。

自治会館の周囲には、バッジを着けた警備の人達も居て、物々しい雰囲気であった。



官房長官の到着を待つ間手持ち無沙汰なので、自治会館に集まっている人達の撮影を始めた。

     
           (記者会見を待つ報道陣)

緑バッジを着けた警備の人達にもカメラを向けると、「報道陣はいくら撮っても結構ですが、我々は困ります。」という。 聞けば地元警察(枚方警察署)だということだった。


定刻を少し過ぎて、平野さんが到着すると、2階の会議室には60名ほどの地元有志の人達が集まっていた。

後ろには、”地元住民との懇談会” にしては大袈裟とも思えるような NHKほか報道カメラ3社や多数の記者達が詰め掛けていた。

     
        (懇談会場の報道カメラと記者達)

又、平野さんの横には、赤バッジを付けたSPが2人立った。

写真撮影のために前の方に近付くと、SPは露骨に嫌な顔をした。 しかし、地元主催の懇談会でもあるし、構わず写真を撮り続けた。




平野さんの話は、「妙見坂地区の皆さんには大変お世話になった旨 及び 宮中行事等も含め官房長官としての公務が非常に多いため当分地元には帰れないが、奥様は地元に残しておくので よろしく頼む」 と言う事だった。

        
          (地元有志との懇談会)                 (懇談会場で記念写真)



地元の人達との30分近い懇談と記念写真が終わると、1階の玄関前で待ち受ける20数名の報道陣を相手に、記者会見が行われた。

主な質問は、民主党マニフェストに記載した事項の今後の実施予定に関するものだった。

記者会見の模様は、当日のTVニュースで放映された。 また、翌日の朝刊一面にも掲載された。


            
        (自治会館前で記者会見)               (翌日の朝日新聞一面記事)



平野さんについては、自宅がご近所でもあり、衆議院議員になってからも気軽に話しかけていた仲ではあるが、官房長官に就任する前と後では、世間や周囲の対応が一変したようである。 ご本人も、懇談会の話の中で“官房長官に就任してからは、夢のようであった” とのことだった。

最近は、平野さんが重要閣僚としてTVで放映されない日は無く、地元住民としても、今後の活躍を大いに期待している。

H211011



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