町医者・風邪治療


 昨年から今年に掛けて、4ヶ月に及ぶ大風邪をひいてしまった。 (H22.10〜H23.2)


 昨年10月下旬に、風邪の症状で微熱(37℃前後)と喉の痛みがあり、特に夜中の発熱や発汗が激しいため、近所の小景 (仮名・70歳位) 内科・小児科医院で治療を受けた。


             
                     (小景医院)



(小景医院での治療 : 前半−1.5 ヵ月)

最初は1週間程度で治るだろうと思っていたが、医師が処方してくれた抗生物質や消炎剤、解熱剤など1ヶ月半で8回の投薬にも係らず一向に治る気配がなく、発熱・発汗・喉痛は日に日に酷くなって、家の階段の上り下りでも疲れを感じるほど、体力が弱っていった。

 うがい薬、トローチ、のどスプレーなども色々と試してみたが、全く効き目が無かった。



 小景医師は、「炎症は取れたが腫れがひかない」、「貴方の身体は異常だ」、「何故治らないのか分らない」等と云いながら、問診と開けた口の目視チェックだけの診断を行い、”カット アンド トライ” で 次々と薬を変えていった。



            (小景医師が1ヶ月半で1回目〜8回目まで処方してくれた風邪薬)

回 数
(期日)

1回で飲む薬の種類

医者のコメント

私の症状説明

抗生物質

その他の薬

1回目
(10/26)

セフジトレンピボキシル錠
(
沢井製薬)
−呼吸器系
   

消炎剤(レトラック錠)
    
去痰剤(アントブロン錠)
  
お茶でうがいすること 微熱と喉痛がある
2回目
(10/29)


同 上

同 上

同 上
少し楽になるが微熱が取れない
3回目
(11/4)
ジェニナック錠
(富山化学)
−気管支炎対応
   

同 上

同 上

同 上
4回目
(11/8)


同 上

同 上
炎症は取れた 微熱が取れない
5回目
(11/22)
アベロックス錠
塩野義製薬
1日1回持続性感冒薬
  
解熱剤(ボルマゲン錠)
    

同 上

同 上
6回目
(11/25)
レボフロキサシン錠
(明治製菓
 /小林化工)

−細菌感染対応
   
消炎剤(レトラック錠)
去痰剤(アントブロン錠)
炎症は取れたが腫れが残っている
同 上
7回目
(11/30)

喘息・腫れ抑制剤
(
キプレス錠)

    
貴方の身体は異常だ 少し楽になるが微熱が取れない
8回目
(12/7)


喘息・腫れ抑制剤
(キプレス錠)
消炎剤(レトラック錠)
何故治らないのか分らない 夜中の発熱・発汗・喉痛が酷い





(小景医院での治療 : 後半−2 ヵ月)

 治療を受けながら悪化していく状態に、不信感がつのり、他の医者に変えようかとか、或いは、隣町の関西医大病院で精密検査を受けてみようか等と迷ったが、インフルエンザ流行の時季に入ったこともあり、動かずに もう1回だけ小景医師に診てもらうことにした。


12月中旬に、9回目(1ヵ月半後)の再診で訪れると、迷い果てた小景医師は、試しに尿の簡易検査をした。 しかし、糖も蛋白も異常が無いとのことだった。


更に、「どの薬が効きましたか」 と聞いたので、 「抗生物質を飲むと少し楽になります」 と答えた。

 小景医師は、暫く考えた挙句、新しい抗生物質(5種類目)を処方すると共に、症状観察日記(体温、風邪の症状、便通)を記入するよう言った。



 家へ帰って新しい抗生物質を飲んでみると、今回は飲むと直ぐに体温が下がり始めてきた。

         


 37℃を超えた体温も、2日間で平熱(36.2℃)近くに戻り、夜中の発熱や発汗も治まった。



            (小景医師が2ヶ月で9回目〜15回目まで処方してくれた風邪薬)

回 数
(期日)

1回で飲む薬の種類

医者のコメント

私の症状説明

抗生物質

その他の薬

9回目
(12/13)
リクモース錠
(東和薬品)
−細菌感染対応
   
消炎剤(レトラック錠)
    
去痰剤(アントブロン錠)
    
尿の簡易検査を実施(糖・蛋白異常無し) 夜中に、発熱と喉痛で何度も目が覚める
効果のあった薬は何か

抗生物質で少し楽になる
症状観察日記を記入すること

(体温・症状・便を記入)
10回目
(12/17)


同 上
消炎剤(レトラック錠) 完全に治るまで飲み続けること 初めて薬が効いた感じである
11回目
(12/24)


同 上

同 上

同 上
症状(微熱・喉痛)が改善されてきている
12回目
(1/7)


同 上

同 上
消炎剤は抗生物質と一緒に飲まないと効かない
同 上
13回目
(1/17)


同 上

同 上

同 上

同 上
14回目
(1/28)


同 上

同 上

同 上

同 上
15回目
(2/1)
セフジトレンピボキシル錠
(
沢井製薬)
−呼吸器系
   
消炎剤(レトラック錠)
    
2日以上は飲み続けること 微熱が少し残っている



 ヵ月間 新しい抗生物質(9回)と最初の抗生物質(1回)を飲み終えて、2月初めに ようやく平常体温に安定し、小景医師の診断で風邪薬を飲むのを中止した。



 しかし、残念ながら、今回の風邪はそれで終わらなかった。
薬を中止して数日もすると、体温は上がらないが、喉が痛くなってきた。


 再度、小景医院を訪れて相談すると、絶句して暫くお手上げの様相だった。


 その状況を見て、一昨年 前立腺肥大の手術をした経験があり、最新の医療設備を備えている関西医大病院での検査を予約して頂くよう、小景医師に私からお願いした。

 インフルエンザの時季で予約が非常に混雑しているとのことだったが、何とか1週間後に耳鼻咽喉科を予約することが出来た。


 小景医師曰く、 「風邪を長引かせた事には、私も責任を感じている。 今回の紹介状には、調合した薬などを正直に書いた」 とのことだった。




(関西医大病院での検査及び治療 : 0.5 ヵ月)


 珍しく大阪にも大雪が降った2月14日、関西医大附属枚方病院耳鼻咽喉科で診察を受けた。


          
                 (関西医大附属枚方病院)


担当の高岡(仮名)医師(50歳位)は、鼻から入れた内視鏡で検査した後言った。

  「ガンとか潰瘍など命に関わるような病気はありません。 喉が弱いのが原因です。」


更に、喉の粘膜の組織採取、血液検査、尿検査をした上で、手術後などで弱まった喉の粘膜を改善する薬(炎症を抑え痰の切れをよくする)薬を、1種類だけ2週間分出してくれた。

              炎症を抑え痰の切れをよくする薬
             (エンピナースPカプセル(科研製薬))

                   



 担当の医師は云わなかったが、最初の風邪とそれに続く長期の身体に合わない風邪薬の処方が、更に喉の粘膜を悪化させ、かつ体力を弱めたらしい。

 3ヶ月以上も治らなかったため、”悪性の病気が発見されて、即入院などと云われる” 事も有りうると覚悟していたが、特に大きな問題が無く、一先ずほっとした。



 2週間後に関西医大病院を再検査で訪れた結果、喉の粘膜の組織検査(細菌の検査)、血液検査、尿検査も特に異常はなかった。 (喉の痛みはほぼ治まったが、同じ薬を更に1か月分調合してくれた)



 幸いにして大事には至らなかったが、治療が長引いた場合は、昔からの経験とカンだけで判断しようとする町医者に最後まで頼らずに、最新の検査機械を備えた病院の専門医に早めに検査してもらう必要があると思った。




 また、今回の経験から、改めて喉の弱さと風邪に対する免疫力の低下を知らされた。

 今後は、”喉の弱さと風邪に対する免疫力の低下” という現実を踏まえて、生活習慣を変えなければならないと思った。

   (H22.10〜H23.2)



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