![]() 8月下旬、大型台風11号が直撃した台湾を旅行してきた。(並行して発生した台風12号は、帰国後 日本に上陸して、大被害をもたらした) 台風の影響で、台湾の東側の観光(台東、花蓮への旅:原住民アミ族の舞踊鑑賞、花蓮タロコ渓谷観光、台湾新幹線乗車)は、中止となったが、何とか無事に5日間の旅行を終えることが出来た。 ![]() 1日目(8/28(日)) 空港からホテルへ 大阪 曇、台北 曇、台中 小雨 移動距離165km 関西国際空港を17:15に出発し、2時間40分で台北の空港に到着。 空港近くのレストランで台湾料理の夕食をとった後、バスで移動。 23:00(現地時間 日本との時差は1時間遅れ)、台中のホテル(兆品酒店)に到着。 2日目(8/29(月)) 台中から高雄へ 台中 曇、高雄 大雨 移動距離280km 8:00 朝食後、台風の動きを気にしながら、バスでホテルを出発、台中市内観光へ。 金色の弥勒大仏像(七福神の布袋)で有名な宝覚寺を見学。 1928年建立の禅寺であり、戦前台湾で亡くなった1万4千人の日本人の遺骨が納められていた。 台湾国立風景区に指定されている、湖 日月潭へ。 1934年 日本統治時代に、ダム湖として拡充され、水力発電所として竣工された。 現在、大観水力発電所として、台湾の水力発電量の半分以上を占めている。 日月潭湖畔北部の文武廟へ。 1938年に建立された台湾で最大級の中国宮殿式の廟であり、前殿、中殿、後殿の三殿様式になっている。 前殿は文廟で文の神である孔子が、中殿は武廟で武の神である岳飛と関羽が祀られている。 高雄へのバスでの移動の途中、高雄族王姫が経営する黒檀の家具店に立ち寄り、台湾の中部田舎料理の昼食をとる。 台風による雨風が激しくなる中、高雄市内へ。 蓮池潭の竜虎の塔を見る。 300年以上の歴史を持つ、台湾最大級の道教寺院 三鳳宮へ寄る。 台湾海鮮料理の夕食後、18:00に高雄市内のホテル(京城大飯店)へ。 予定していた高雄市内の夜店見学は台風のため中止となった。 3日目(8/31(火)) 台南から嘉義へ 嘉義 大雨風 移動距離200km 8:00 朝食後バスでホテルを出発。 台風のため、中央山脈東側へ越える道路が全て通行不能となり、予定していた台東、花蓮への旅(原住民アミ族の舞踊鑑賞、花蓮タロコ渓谷観光、台湾新幹線乗車)は中止となった。 雨の中、高雄市西部の寿山公園を見学、高雄市内は雨に煙っていた。
![]() (北回帰線:赤いアーチの上に北緯23.5°の看板がある) 16:00 予定が変更され、嘉義市のホテル(兆品酒店)へ宿泊。 ホテルのテレビで、台風11号が台湾南部へ上陸し、台東や花蓮に被害をもたらしたことを伝えていた。 4日目(8/31(水)) 台北市内見学 台北 晴れ 移動距離250km 8:00朝食後バスでホテルを出発。 台風一過で天候も快復し、一路 台北へ向う。 台湾市内で昼食。 新幹線への乗車中止の替わりに、昼食がレベルアップされた。 12:00 台北 忠烈祠の正門前で衛兵の交替の儀式を見学。 台北の世界遺産 故宮博物院を見学。 故宮博物院は1965年に一般公開された。 蒋介石総統が、中国大陸から運んだ名品や宝物65万点を展示しており、3年前に見た北京の故宮博物院より遥かに多く優れた収蔵品を保有しているように思われた。 台北繁華街で小龍包の夕食の後、台北で一番高い台北101展望台を見学した。 23:00 ホテル(統一大飯店)へ。 5日目(9/1(木)) 台北市内見学 台北 晴れ、大阪 曇 移動距離40km 8:00 朝食後バスでホテルを出発。 台北 行天宮を見学。 1967年に落成した台湾で人気の寺院であり、ご本尊は商売の神様である「關聖帝君(三国志でおなじみの関羽)」である。 行天宮見学後、台北の空港を12:45(現地時間)に出発、16:25関西国際空港へ到着した。 台湾は、戦前(1965年以前) 50年間 日本の統治下にあり、戦後 中国の統治となった。日本統治時代、日本が台湾の経済・文化の発展に大きく貢献こともあり、特に台湾本省人(漢民族)は非常に親日的である。 年配の人達は日本語を話すこともあり、台湾には日本の文化が残っているように思われた。 街を走る車も、殆どが日本車である。 ![]() (交差点で止まった乗用車とバイク) 今回の現地ガイドも台湾本省人であり、日本へ留学経験があるとのことだった。 又、78歳になるガイドの父親は、東日本大震の義援金として100万円を寄付したとの事だった。 台湾を旅行して、改めて戦前の日本に出会えた気がした。 |