郷土力士

 今年(2014年)の九州場所で郷土力士(大阪府交野市)の ”勢関(勢翔太)” が新三役・小結に昇進した。 残念ながら、九州場所では負け越してしまい、来場所は再び前頭に戻りそうである。


                    


 勢は、小学生の頃、豪栄道(大関・大阪府寝屋川市)と一緒に地元の相撲道場に通い、わんぱく相撲全国大会などで活躍した。 中学卒業後は、実家のすし店を手伝っていたが、18歳の時(2005年)に、祖母の期待もあって伊勢ノ海部屋に入門した。


 幕下時代が長かったが、2011年新十両(関取)になってからは、前頭・小結と比較的順調に昇進してきた。


 昨年、近所にある実家のすし店で両親に聞いてみると、「絶対大関にはなれる」 と云っていた。



 横綱白鵬によれば、「勢は相撲甚句など唄が上手いが、最近は相撲も巧くなってきた」 とのことで、結構人気もある。 土俵入りの時でも、遠藤(石川県出身)や逸の城(モンゴル出身)程ではないが、拍手も多い方である。



 しかし、残念ながら 勢の地元・交野市での人気が今一つ盛り上がっていないのである。

 市庁舎前の星取表の掲示板や広報誌(広報かたの)の表紙掲載などはあるが、地元で話題になることも少なく、市長との対談や広報誌への取材記事掲載も未だに無い。

 勢が郷土力士である事を知らない人も多い様に思われる。


            
                    (市庁舎前の勢関星取表の掲示板)



 子供の好きな物が ”巨人・大鵬・卵焼き” と云われていた昭和の時代、私の田舎(山形県)には、郷土力士として ”柏戸(横綱)” が居た。

 柏戸の地元での人気は凄かった。 柏戸の相撲を見るために、当時高価だったテレビを買った人達が多かった。 柏戸の実家の前では、観光バスが停まって説明していた。



 モンゴル出身力士が横綱(白鵬・日馬富士・鶴竜)と幕内優勝を独占し続けている昨今、相撲人気も もう一つであるが、せめて地元・交野市では、郷土力士・勢関を もう少し応援して欲しいものである。

  (H26.11.23)



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