![]() 最近、同世代の友人が相次いで大阪を離れ、東京、横浜へと転居して行った。 一人は同じ会社の同僚、一人は同じ中学・高校の同期である。 実は、私も一年半程前に、娘夫婦が住む首都圏への転居を画策した経験がある。 「一度、住宅を借りて生活体験してみたら!!」 中々 踏ん切りのつかない私を見て、家族が言った。 借家、マンションなどを色々検討した結果、手軽なマンスリーマンションを、暖房が必要な比較的厳しい時期に借りることにした。 近くの賃貸住宅の営業所 (レオパレス21枚方支店) に行って相談すると、家から 3.5km程離れた隣町・寝屋川市に手頃な住宅が見つかったので、一か月
(2013/11/16〜12/15) の借用契約を交した。
2階建て11部屋の住宅の一室を借りると、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・エアコン・ユニットバス・ベッドなど一人分の最低生活必需品は準備してあった。
今回は家族での生活体験をしたいと思っていたので、足りない物(家族用布団、天井照明、什器類、椅子、テーブルなど)は、マイカーで何度も往復しながら家から運んだ。
11月中旬、いよいよ家族で新住居での生活を始めた。 生活体験としては、新住居での食事、睡眠の他、最寄駅(JR東寝屋川)まで歩いたり、スーパーで食材・必需品の買い出しや近くの公園(寝屋川公園)の散歩などを行った。
家族のオーストラリアの友達が、日本を旅行中に 2日程 借りたマンスリーマンションに宿泊し、大阪の大阪城や京都の金閣寺に観光案内したこともあった。 後で感想を聞くと、「大阪城と金閣寺は本当に良かった。 しかし、食事は佐藤家で食べたすき焼きが一番美味しかった(日本語混りの英語で会話)」 との事だった。 因みに、すき焼きに付けた初めての食体験の生卵が気に入ったらしい。 現住所は移していないので、新聞・電話・郵便物・インターネットメールなどは、2日毎に車で家に帰って確認した。 仕事や通院など用事がある前日は家に泊った。 衣類の洗濯は、殆ど纏めて家で行った。
結局、マンスリーマンションでの宿泊は、借りた一か月の内、ほぼ半分の二週間ほどだった。 家との二重生活となったため、純粋に新しい住居での生活体験とはならなかったとも云える。 しかし、新しい住居での生活の大変さは十分分かった。 関東には知人も多いというものの、新しい土地での付き合いや市役所への諸手続きなどを考えると、大変さや煩わしさが思いやられ、結局、首都圏への転居は諦めた。 定年を大分過ぎてから、東京・横浜へ転居して行った大阪の友人達には改めて感心した。 |